ちょっとだけ私の話。

 

過ぎてから言うなよという感じですが、5月9日はメイクの日だそうです。
私はあまり記念日は気にしないタイプでして、5月(May)9日(ク)でメイクだそうです。

私とメイクの出会いは母のドレッサー。

引き出しに入ったオレンジのパールマニキュアを塗ったり、口紅を塗ったりして遊んでいました。あの外資系の口紅の匂い、おばあちゃんも同じ匂いがしたなぁと懐かしくなります。

学生時代も一貫してメイクに興味があり、高校生でメイクに対するコンセプトが形成されました。
私にはとても仲の良い友達がいて、その子が凄くユーモアがあり面白い子だったのですが、メイクを落とすと目も合わせてくれなかった。つけまつげもしていたし、当時はちょっと濃い目メイクが流行っていたからすっぴんとメイクした顔に多少ギャップはあるものの、なんだか振る舞いも小さくなる。けどメイクをしたら無敵モード。別人。めちゃくちゃ面白いんです。

その子だけじゃなく、私含め他の女の子たちも皆そうで、メイクがなんだか鎧みたいに思えました。
コンプレックスが自信に変わり、振る舞いや性格までも変えてしまうなんて凄いぞと。メイクで強くなった彼女たちにヒントを貰い、メイクの道に歩むコンセプトが整ったわけです。
(ちなみに母も昔ヘアメイクの仕事をしていたそうです。知らなかったし、血って怖い。)

 

私は高校卒業後、ヘアメイク育成のメイクスクールに通い始めました。専門学校じゃなくてマンツーマンで本格的に指導して貰える全日制スクールで、そこで技術やスタイルの奥深さに魅了されました。

ちょっと細かい話をすると、自動車教習所みたいに次回予約して授業を受けるシステムだったので、学校についたらマンツーマンの授業で先生の顔にメイクをして終わったら帰る、という友達が出来ないタイプの学校で
当時LUSHと3coinsでバイトしていた私は、メイクの勉強とバイトに明け暮れていました。

先生にメイクが上手いとお墨付きをいただいたものの、ヘアはどう頑張っても好きなれなかったので、残りのヘアの授業とテストをメイクに変えてもらう交渉を行い、謎に交渉成立。丁寧に1つの道を極めたほうが良いと思ったんですよね。
これは今でも、メイクを沢山勉強出来たので良かったと思っています。

メイク歴はもう今年で13年目になりますが、やればやるほど奥深いし、人によって感性も価値観も違うからやり方も違うし、本当に面白いなぁと思います。
メイクが本当に好きなんですよねー。

にしてもはじまりは母のドレッサーって、ありがちな話!